「生きた保存」を目指して12年あまり。
2015年11月30日、牽引されながら石山坂本線のレールを踏みしめ、京阪80形82号は大津から旅立ちました。
2014年11月1日、錦織車庫にて「大津線感謝祭2014」が開催されました。天候は雨まじりでしたが、ファン、家族連れ、多くの方々にご来場いただきましたことにお礼申し上げます。
さて、今回は82号車内での鉄道模型運転会をメインに、運転台に座っていただき、マスコンやブレーキ弁ハンドルを動かしていただくといった、「動かす」ことをコンセプトといたしました。
近年、西日の当たる側の車両側面の傷みが激しく、塗装が割れ落ちている状態です。再塗装には多くの費用が必要なため、塗装にかかる費用の捻出方法および長期的な外観維持方法について模索しています。
今後とも応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
大津線の錦織車庫を一般公開します 11月3日(土・祝)大津線の錦織車庫で今年で10回目となる大津線感謝祭2012を開催します。 また、来年は石山坂本線の開業100周年を迎えるにあたり、京阪電車大津線の歴史を振り返るパネル展示を実施します。京阪本線特急色600形車両の展示、人気漫画「ちはやふる」ラッピング電車の展示も行います。また、昨年好評であった小学生のお子さまに感謝祭1日駅長をしていただく(事前に3名様を募集、応募者多数の場合は抽選)など、盛り沢山の内容となっております。さらに、お客さまの写真を用いたオリジナルヘッドマークを作成し、実際に石山坂本線を運行する電車に掲出するイベントも実施します。(事前に4名様を募集、応募者多数の場合は抽選します。) 鉄道車両や信号設備などの展示、電車に乗車しての洗車体験、鉄道の魅力を体験していただけるほか、オリジナルグッズなどの販売も行います。入場は無料です。
以前のドメインforum82.comの期限が切れたのを機に、ウェブサイトのデザインを一新。
京津文化フォーラム82は、forum82.netとして、「京阪80形の保存を実現するプロジェクト」が発足して10年目となる2012年に次の段階へと踏み出しました。
今後ともご愛顧の程、よろしくお願いいたします。
NPO法人京津文化フォーラム82では、京阪電車の「大津線感謝祭」に本年も協力し、保存車82号を公開いたします。
完全な形で現存する唯一の80形電車である82号車は引退以来、静態保存車では「常識」である機器の撤去・固定等の処置をとらず、電気さえあれば理論上はいつでも自走できる「生きた保存」を行っています。これまでの公開時においても、車内放送等を復活させてきました。
今回は引退後10年を迎えるにあたって、一部機器の可動化を目指して整備し「生きた保存」のコンセプトを一歩進めます。その上で、構内入換車に牽引される「動く80形」の体験乗車ができます。
京津文化フォーラム82は「保存(keep being)から『保活(keep alive)』へ」をコンセプトとして、可能な限り現状に近い形での電車の保存、および保存電車を活用した文化発信を行うNPO法人です。 これまで、2度にわたって82号車内で車内の現代美術展(インスタレーション)を実施したほか、大津線公式webサイト「keihan-o2.com」の製作、沿線の学生の共同による営業列車での作品展示およびインスタレーション「石坂線文化祭」のコーディネイト(2回)など、電車・駅と沿線、芸術文化にかかわる日本初の試みを多数実施しています。
NPO法人京津文化フォーラム82では、2004年10月24日(日)に京阪電車・錦織車庫で開催される「大津線感謝祭」に協力し、82号車を特別公開いたします。
トークショウを今年も実施するほか、「大津線カルトクイズ」を行い、ご来場のお客さまと82号の車内で盛り上がります。さらに、京津線に関するお宝映像の上映や、各種資料の展示も行います。
今年のトークショウは、ふるさと鉄道保存協会理事長で、貨物鉄道博物館副館長も務める笹田昌宏さんをお招きします。
NPO法人京津文化フォーラム82では、来る7月22日(木)、専務理事兼芸術監督を務める”年寄り”こと黒田一樹がテレビ東京系の人気番組「TVチャンピオン」に出演することとなりましたので、お知らせいたします。
題目は「東京地下鉄王選手権」。幼少時に、今は亡き札幌市営地下鉄南北線の2000系電車の素晴らしさに感動し、東京の地下鉄路線図を見てモンドリアン晩年の大作「ブロードウェイ・ブギウギ」に似た衝撃を受けたことが、「交通」と「芸術文化」がライフワークとするに至った契機と語る、生粋の地下鉄好きで、筋金入りの都市人である黒田。東京の自宅から毎月のように大津へと足を運び、理事長の”煤”こと橋本光弘と強烈な個性の二人三脚を組んで、フォーラ ム82を牽引しています。
本業のコンサルタントでも辣腕を振るう黒田が、並み居る強豪を相手に熱い闘いを繰り広げます。さらに、プロフィール映像では82号車や、京阪大津線の現役車輌も登場する予定です。こちらもどうぞご期待ください。
放映は7月22日(木)19:30-20:54。
特定非営利活動法人京津文化フォーラム82では、京阪電気鉄道株式会社大津運輸部からの依頼を受け、大津線公式ウェブサイトの制作に取り組んでおりましたが、6月1日にグランドオープンの運びとなりましたので、お知らせ申し上げます。この受注は、当フォーラムの独創的なコンテンツ創造力、ウェブデザインの実績、そして何よりも大津線への理解や愛情の深さが評価されてのもので、大津運輸部の「市民との協働」の試みの一環でもあります。
「従来の鉄道会社にないサイトを構築する」とのポリシーのもと、「洗練のデザイン」「スムーズなユーザーインターフェイス」「顔の見えるサイト」を コンセプトに6つのコンテンツを用意してあります。特に、大津線のスタッフが登場してエピソードを語る「o2crew」「o2trains」 「o2stations」の各コーナーは大きな話題を呼ぶことでしょう。また、ゲストトークの「o2talk」コーナーには、さる3月下旬、当フォーラムの主催で「百人一滝展」を実施した詩人・哲学者・美術評論家の篠原資明京都大学大学院教授が出演しています。「百人一滝展」についても語っており、見逃せない内容です。
京津文化フォーラム82と京阪電鉄が情熱を込めて作った「keihan-o2.com」にどうぞご期待くださいませ。URLはhttp://www.keihan-o2.com/です。
特定非営利活動法人京津文化フォーラム82では、きたる2004年3月20(土・祝)・21(日)・27(土)・28(日)の各日(計4日間)にわたって、篠原資明 百人一滝展を開催いたします。時間は13:30~18:30です。多数様のご来場をお待ちしております。
さる8月に行われました82号車の第1回公開、「passage」におきまして、多数のお客さまから感動をいただきました作間敏宏さんの展覧会が東京・京都・大阪の三都市で行われます。
芸術の秋、作間作品との再会はいかがでしょうか。どうぞお運びくださいませ。
なお、東京・銀座のギャルリー志門では、会期中は未完成だった「passage」の図録も販売いたします(1部500円)。